10月コラム ~乳房自己触診の大切さ~

乳腺外科 木下先生

乳房は身体の表面にある臓器で、皮膚の変化したものである。

従って、他の臓器と異なり手で触ることが出来る。

乳癌はその乳房内に発生する悪性腫瘍である。

腫瘤(しこり)を形成することがほとんどであり、大きさや位置にもよるが接触可能なことが少なくない。

乳房触診は自分でいつでも簡単にでき、乳癌発見のきっかけになる。

マンモグラフィーと異なり、痛みを伴うことなく侵襲なく行える。具体的には指先で乳房を撫でる・押すことで分かり、非常に簡単である。

マンモグラフィーや超音波検査は有用な検査であるが、まずは簡便な乳房触診を行ってみる必要があると思われる。